過去流行したインフルエンザには鳥インフルエンザや豚インフルエンザといったようなものがありました。
これはインフルエンザA型が動物に感染して遺伝子変化を発生させ、人間にも感染するものだったというようなケースです。
こうした事例があると犬や猫など、ペットとして人間に身近な動物にも同様のリスクがあるのではと心配する人もいるのですが、実際どうなのかというと、まず基本的にそうしたリスクを考える必要は無いでしょう。
確かに鳥や豚といった動物の体内で遺伝子変化を発生させた事例は多くありますが、犬や猫などのペットで新型のインフルエンザが作られて人に感染したという事例はありません。
日本国内においては報告がされたこともありませんから、基本的にそうした心配は必要ないのです。
ただ「インフルエンザが犬や猫に絶対に感染しないのか」と言われるとそうでもありません。
あまり知られていることではありませんが、2003年から2004年にかけてのアメリカやタイでは犬にインフルエンザウイルスの感染が認められ、それによって犬が死亡したというような事例が報告されています。
2004年アメリカの事例では馬インフルエンザの亜種であったということが明らかになっており、感染した犬には死亡例もありました。
こうした事例があったことを踏まえると「絶対にあり得ない」ということは断言できないのです。
とはいえそうした犬が感染した後、鳥や豚のように遺伝子変化したウイルスが再び人間に感染したというような事例には至っていません。
特に日本国内は防疫が非常に厳重に行われていますから、今後もそうした事態が発生することは考えづらいと言えます。
今後他国で爆発的な感染が発生し、それが日本に伝われば感染が発生するということは考えられないわけではありませんが、少なくとも現状ではそこまで心配をする必要は無いのです。